ベトナム北部ティエンンカン省の山中の野生椿。海堂はベトナム語ハイドゥンの漢字表記。花柄のある下向き咲の原種椿。葉は大きく枝は青木を思わせる。葉柄は心形で長さ20cmぐらいの大きな葉に、かかえ咲の中輪の花を付ける。花弁の縁は白いふちどりがあり、つぼみのうちから萼が真っ赤になるので、まるで赤い実がなっているような形をしていて、開花するまでの永い間楽しめる。耐寒性は-2℃ぐらいまで。寒冷地では冬期は鉢植えで室内にとり込む必要がある。花期は春咲き。野口慎一含む研究グループにより持ち込まれた。